何故歯は黄色くなっていくのでしょう?その原因を考えて見ましょう。
歯の表面はエナメル質という半透明色の硬い組織で覆われていて、エナメル質の中には黄褐色の象牙質という組織があり、さらにその中には歯髄があります。
よって歯の色は、エナメル質と象牙質の色で決定されます。
髪の毛の色や皮膚の色、そして目の色などが遺伝によって異なるように歯の色も遺伝によるものもあります。
また、年齢とともに黄褐色の象牙質の厚みが増し、逆にエナメル質はどんどん薄くなっていくため、年をとるとともに歯は黄ばんで見えるようになります。
いくら歯の表面の汚れを落としても、自分の歯は黄色いと思われている人は、遺伝か年齢の黄ばみだと理解したほうが良いでしょう。
また、歯並びが悪い場合に、奥に引っ込んだ歯は前に出ている歯よりも黒ずんで見えることもあります。
さらに、神経のない歯も血液やリンパ液の補給ができなくなり黒ずんで見えます。
遺伝や加齢での歯の変色はホワイトニングで白く漂白することができますが、歯科治療、外傷などが原因となっている場合は、ホワイトニングだけで改善することは困難で、白くするにはセラミックなどの歯を入れることをお勧めします。
歯の病気や、歯をぶつけて外傷ができたり、薬剤の副作用が原因で変色する場合。
これが原因の場合は、残念ながらホワイトニングでも白くするには限界があります。
例えば、70年代に使われていたテトラサイクリンという抗生物質を、母親の妊娠中や幼少期に服用していた場合、歯が縞模様に着色したり、茶色やグレーがかった色になっていることがあります。
テトラサイクリンはその後使われなくなったため、このケースは30代の人がほとんどです。
また、歯の成長過程で、歯の組織形成が不十分だった「エナメル質形成不全症」の場合、歯が茶色く変色していたり、くぼんだ部分があったりします。